失われる前に、磐田の記憶を記録し、次の世代へ手渡す

磐田物語 地区別入口ページ

福田地区

よみがな:ふくで / 磐田物語 地区分類番号 01008
遠州灘に面した海・漁港・砂丘のまち、旧福田町(ふくで)の地区。福田港のシラス漁、太田川河口のウナギ養殖、別珍・コールテン(コーデュロイ)の産地として知られる、海とともに歩んだまちです。

福田地区の海・漁港・砂丘・集落の記憶を表した模式図
福田地区の記憶をたどる入口図 ── 遠州灘の海と漁港、砂丘、集落の重なりを表した模式図です(地理を正確に示す地図ではありません)。

この地区分類は、現在の行政区分をそのまま写したものではありません。旧町村の沿革、学校区、大字、生活圏、地域の記憶をもとにした、磐田物語独自の分類です。内容は今後の資料確認により随時更新します。

福田地区を代表するテーマ

はじめての方に、まず見ていただきたい入口です。

この地区の歴史を読む

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全22件

特集・美術

福田半香とは誰か ─ 遠州見付が生んだ文人画家の生涯

見付宿に生まれ、渡辺崋山に師事して幕末の江戸画壇で名を馳せた福田半香。「福田」は地名ではなく姓であり、福田地区の出身ではありません。師の非業の死を乗り越え、文人画家としての信念を貫いた生涯をたどります。

村・町の誕生から磐田市合併まで

福田は、平成の合併まで「福田町(ふくで)」という独立した町でした。ここでは、明治の町村制(福島村の発足)から福田町への改称、平成の磐田市合併までの流れを、年表と対応表で整理します。各行に出典または確認状況を添えています。

年表

福田地区の町村沿革年表
年月日出来事関係する旧町村・地区現在の地名・地区との関係出典確認状況
1889(明治22).4.1町村制施行。山名郡福島村が発足。福島村福田地区の母体『福田町』ほか確認済
1896(明治29).4.1郡の再編により、山名郡・豊田郡が磐田郡に編入され、磐田郡福島村となる。福島村『福田町』『磐田郡』確認済
1926(大正15).10.31福島村が町制を施行し、福田町に改称。福田町旧福田町『福田町』ほか確認済
2005(平成17).4.1旧磐田市・豊田町・竜洋町・福田町・豊岡村が新設合併し、現在の磐田市が発足(福田町廃止)。福田町ほか現在の磐田市『磐田市』ほか確認済
現在磐田物語では、旧福田町域を中心に「福田地区」として整理。磐田市の統計でも独立した「福田地区」とされる。福田地区当ページの対象範囲磐田市/磐田物語確認済

福田の読みは「ふくで」で、ローマ字の地区IDも fukude とします。福田港のシラス船引網漁業、太田川河口のウナギ養殖、別珍・コールテン(コーデュロイ)製造が地場産業として知られます。福島村を構成した旧村の詳細は調査中です。

旧町村・大字対応表

旧地域名から現在の地区分類への対応
旧町村・旧地域名成立・変遷現在の主な大字・町名磐田物語での分類備考・確認状況
福島村(1889成立)1926 町制施行で福田町へ改称福田・福田中島 ほか福田地区確認済
福田町(1926成立)2005 磐田市へ旧福田町域全域福田地区確認済
豊浜ほか海寄りの集落豊浜・豊浜中野福田地区要再確認

現在の統計・公共施設

磐田市は人口を磐田・福田・竜洋・豊田・豊岡の5地区で集計しています。福田地区は旧福田町域にあたり、磐田市統計上の「福田地区」として独立した数値が公表されています。

項目内容出典・確認状況
人口(福田地区)16,224人(男 8,229/女 7,995)磐田市「地区別人口」令和8年5月末現在
世帯数(福田地区)7,114世帯同上
交流センター・包括支援センター等調査中(磐田市資料を確認のうえ追記)調査中
磐田市全体(参考)163,503人/72,414世帯磐田市 令和8年5月末現在

数値は令和8年(2026年)5月末現在の住民基本台帳人口(外国人を含む)です。年齢構成・公共施設などの詳細は、磐田市「年齢別人口表」等をもとに今後追記します。

地名・大字・学校区

中学校区・小学校区は、現在の生活圏を知るための目安です。住所や番地によって異なる場合があります。正確な通学区域は、磐田市の最新情報をご確認ください。

現在の中学校区

中学校関係する地域備考
福田中学校福田地区

現在の小学校区

小学校関係する地域備考
福田小学校福田地区
豊浜小学校福田地区

主な大字・町名

福田地区に関係する主な大字・町名は次のとおりです。「〜の一部」とあるものは、町の一部のみが当地区に該当します。

福田、福田中島、下太、塩新田、一色、清庵新田、太郎馬新田、南田、宇兵衛新田、南田伊兵衛新田、大原の一部、五十子、南島、蛭池、東小島、豊浜中野、豊浜

福田地区の歴史をたどる ── 古代から現代まで

福田地区は、遠州灘に面した海岸集落、太田川河口の水辺、砂丘と防風林、福田港の漁業、別珍・コールテンの織物産業、福島村から福田町へ続く町村沿革が重なる地域です。海のまちとしての印象が強い一方で、福田・福田中島・豊浜・豊浜中野・清庵新田・太郎馬新田などを見ていくと、漁業、農地開発、砂地利用、織物、祭礼、信仰が互いに支え合ってきたことが分かります。

この地区を読む鍵は、「海と河口の利用」と「砂地・低地を維持する技術」です。福田港のシラス漁や沿岸漁業は、遠州灘の恵みだけでなく、港、加工、流通、漁協、地域の労働に支えられました。別珍・コールテンも、単なる名産品ではなく、綿織物、起毛加工、染色整理、職人の分業が積み重なった産業史として読む必要があります。

記事本文では、町史・行政資料・地形図・漁港資料・産地資料・祭礼資料を分け、確認できる事実、資料からの解釈、地域に伝わる記憶を区別して扱います。特に、漁獲量、国内シェア、神社由緒、地名由来、屋台の伝播などは、魅力的な表現ほど根拠を明示して更新します。

福田地区の記事で使う根拠

根拠・資料分かること本文での扱い
『福田町史』、磐田市史、町村沿革資料福島村、福田町、豊浜、新田地名、2005年合併までの行政変遷。町村沿革を整理する根拠にする。生活圏や産業圏とは区別する。
国土地理院の地理院地図、旧版地形図、治水地形分類図太田川河口、海岸砂丘、低地、旧河道、集落立地、港と農地の位置関係。地形の説明に使う。ただし地名由来や特定年の河道は地図だけで断定しない。
福田港・漁業・水産加工に関する公開資料シラス船引き網漁、沿岸漁業、港湾整備、加工・流通の背景。漁業の説明に使う。漁獲量や評価は時期差があるため固定的に書かない。
別珍・コールテン、遠州織物、産地組合・企業資料起毛織物、カッティング、染色整理、分業、産地形成の背景。技術・産業史の根拠にする。比喩的な「世界の」表現は資料確認を添える。
祭礼・社寺・石造物・屋台に関する地域資料福田まつり、屋台、海上安全、火伏せ、社寺信仰、刻銘の情報。確認できる奉納物・由緒・伝承を分けて記述する。

この地区の記憶を募集

この地区に関する古写真、古い地図、昔の屋号、商店、学校、祭り、建物、地名、言い伝えなどの情報を募集しています。

確実な史料だけでなく、「昔こう聞いた」「この場所にこんな建物があった」という記憶も、地域を記録する大切な手がかりです。確実な史料と地域の記憶は分けて整理し、次の世代へ手渡していきます。

この土地・家の記憶を残したい方へ

福田をはじめ磐田市・袋井市で、相続した実家・空き家・土地建物のご相談を、地域で暮らし不動産に関わる立場から承っています。歴史を記録する活動の延長として、土地や家のこれからを一緒に考えます。

作成方針・参考資料

このページは、磐田物語における地区別入口ページです。旧町村沿革、学校区、大字、地域資料、佐口行正氏所蔵史料などをもとに、今後内容を整理・更新していきます。

作成方針

  • 資料をそのまま転載せず、事実関係を確認したうえで独自に整理する。
  • 旧町村の沿革、現在の学校区、大字、生活圏を総合して分類する。
  • 断定できない情報は「要確認」「調査中」と明記する。
  • 地域の記憶は史実と分け、集合知として集めて随時更新する。

参考資料・出典

  • 磐田市公式資料(地区別人口・通学区域ほか)
  • 『福田町(静岡県)』『磐田市』ほか沿革に関する公開資料
  • 磐田市史・旧町村史・地域資料
  • 国土地理院「地理院地図」および旧版地形図・治水地形分類図
  • 福田港、シラス漁、別珍・コールテン、遠州織物、祭礼・社寺に関する公開資料
  • 佐口行正氏所蔵史料
  • その他、今後確認する地域資料

この地域の家・土地・空き家について

古い地名や集落の成り立ちを調べていると、 家や土地には、登記簿だけでは分からない地域の記憶が残っていることがあります。

相続した家、空き家、使わなくなった土地について、 「売る・貸す・残す」の前に、一度整理して考えたい方は、 富士ヶ丘サービス株式会社までご相談ください。