町村沿革
於保村 ── 於保庄の栄華から昭和の分村編入、福田町との分割合併史
中世の栄華から昭和の分割合併まで。磐田市と福田町に分かれて編入された分村合併の背景と地勢的要因。
磐田物語 地区別入口ページ
よみがな:なんぶ / 磐田物語 地区分類番号 01005
天竜川下流の平野に開けた、海寄りの暮らし・農地・集落・交通が重なる地区。豊島・鮫島・岡田・長須賀など、川がつくり、川が流した土地の記憶を伝えます。
この地区分類は、現在の行政区分をそのまま写したものではありません。旧町村の沿革、学校区、大字、生活圏、地域の記憶をもとにした、磐田物語独自の分類です。内容は今後の資料確認により随時更新します。
はじめての方に、まず見ていただきたい入口です。
南部地区に関係する読み物・特集・史料ページを、新着の記事を上に、ほかはランダムに並べて全件表示しています。テーマ別に絞り込んで探すこともできます。
全17件
町村沿革
中世の栄華から昭和の分割合併まで。磐田市と福田町に分かれて編入された分村合併の背景と地勢的要因。
町村沿革
多様な個性を持つ11の集落が一つにまとまった「長野村」。学校や産業組合を通じた生活圏近代化の軌跡。
土地の記憶
古代の職能部民「刑部部」に由来する刑部島。天竜川の中州という孤立した過酷な地勢を切り拓いた人々の歴史。
土地の記憶
天竜川が造りだした中州・砂州を豊かな水田へと変えた新田開発史。水害と流路変動に抗い続けた開拓の軌跡。
暮らし
過酷な塩害に立ち向かい、海水から塩を産み出した塩田開発と、生活を支えた地引き網漁など沿岸漁業の歩み。
地名
中世の芸能者の名を留める白拍子・野箱。東海道を旅した白拍子たちの足跡と地域に伝わる化粧箱伝説。
土地の記憶
遠州灘の塩風と砂を防ぎ、不毛の砂丘地を安住の地へと変えた防風松林の造成と砂丘生活の闘い。
土地の記憶
過酷な砂丘と湿地を切り拓いた上岡田・下岡田の開墾史。土地を支えた治水技術と、神々への信仰。
地名
古代の「大郷」に起源を持つ上大之郷・下大之郷。中世の庄園化と名主による開発、近世の村落分立の軌跡。
地名
寺の名が大字として残る千手堂・万正寺の歴史。中世の仏教信仰空間の広がりと消えた伽藍の謎。
土地の記憶
天竜川下流東岸の氾濫原開拓と治水の歴史。氾濫の危機と戦いながら肥沃な土地を拓いた先人の知恵。
土地の記憶
池田・掛塚と渡しの記憶。天竜川の河道の移り変わりが村にもたらした歴史を読み解く解説。
土地の記憶
天竜川の恵みとリスクのあいだで続いてきた集落を、低地・水利・旧道・寺社から読む総論。
土地の記憶
旧河道・自然堤防・後背湿地と治水、農地・水路・橋の動線から、水辺の生活史と将来課題を深掘りする。
土地の記憶
水を得ること、逃がすこと、田を守ること。水と農地の関係から於保の集落形成を読む総論。
土地の記憶
長野・小島・前野・鮫島・白拍子など、水田のなかに点在する旧集落を水利と農地から読む総論。
地域比較
南部低地の集落を、水利・農地・共同体・将来課題から横断的に比較する。衰退ではなく再定義を問う。
このテーマに該当するページは、現在準備中です。
南部は、磐田物語の分類で、天竜川下流域の旧村々が磐田市へ編入されてできた区域です。ここでは、明治の町村制から磐田市への編入、平成の磐田市合併までの流れを、年表と対応表で整理します。各行に出典または確認状況を添えています。
| 年月日 | 出来事 | 関係する旧町村・地区 | 現在の地名・地区との関係 | 出典 | 確認状況 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1889(明治22).4.1 | 町村制施行により、のちに磐田市へ編入される天竜川下流の村々(長野村ほか)が発足。 | 長野村 ほか | 南部地区の母体 | 一般史 | 調査中 |
| 1894(明治27).5.31 | 御厨村から南御厨村が分立。その一部が現在の南部地区に関係する。 | 南御厨村 | 一部が南部地区 | 『御厨村』ほか | 確認済 |
| 1955(昭和30).1.1 | 長野村・南御厨村の一部などが磐田市へ編入。 | 長野村・南御厨村ほか | 旧磐田市の一部に | 『御厨村』『磐田市』 | 確認済 |
| 2005(平成17).4.1 | 旧磐田市・豊田町・竜洋町・福田町・豊岡村が新設合併し、現在の磐田市が発足。 | 旧磐田市ほか4町村 | 現在の磐田市 | 『磐田市』ほか | 確認済 |
| 現在 | 磐田物語では、天竜川下流域の生活圏を中心に「南部地区」として整理。 | 南部地区 | 当ページの対象範囲 | 磐田物語 | 分類方針 |
天竜川村など個々の旧村の所属・編入年の詳細は、出典の追加確認中です(調査中)。南部地区は磐田市統計上は旧磐田市域(磐田地区)に含まれます。
| 旧町村・旧地域名 | 成立・変遷 | 現在の主な大字・町名 | 磐田物語での分類 | 備考・確認状況 |
|---|---|---|---|---|
| 長野村 | 1955 磐田市へ編入 | 豊島・北島・岡田 ほか | 南部地区 | 確認済 |
| 南御厨村〔一部〕 | 1894 御厨村から分立 → 1955 一部が磐田市へ | 鮫島・中野 ほか | 一部が南部地区 | 要再確認 |
| 天竜川下流の旧村 | 天竜川の河道変遷とともに変化 | 新島・長須賀 ほか | 南部地区 | 調査中 |
磐田市は人口を磐田・福田・竜洋・豊田・豊岡の5地区で集計しています。見付・中泉・御厨・南部・向陽の各地区は、統計上は旧磐田市域にあたる「磐田地区」として一括集計されます。ここでは南部地区を含む磐田地区の数値を示します。
| 項目 | 内容 | 出典・確認状況 |
|---|---|---|
| 人口(磐田地区) | 89,868人(男 45,396/女 44,472) | 磐田市「地区別人口」令和8年5月末現在 |
| 世帯数(磐田地区) | 40,596世帯 | 同上 |
| 位置づけ | 磐田地区(旧磐田市域)に含まれる地区 | 磐田市 |
| 交流センター・包括支援センター等 | 調査中(磐田市資料を確認のうえ追記) | 調査中 |
| 磐田市全体(参考) | 163,503人/72,414世帯 | 磐田市 令和8年5月末現在 |
南部地区単独の人口・世帯数は、磐田市の統計では旧磐田市域(磐田地区)に合算されており、地区単独の数値は公表されていません。地区単独のおおよその規模は、今後、磐田市「大字別人口表」「町別人口表」をもとに整理して追記します。
中学校区・小学校区は、現在の生活圏を知るための目安です。住所や番地によって異なる場合があります。正確な通学区域は、磐田市の最新情報をご確認ください。
| 中学校 | 関係する地域 | 備考 |
|---|---|---|
| 南部中学校 | 南部地区 | — |
| 小学校 | 関係する地域 | 備考 |
|---|---|---|
| 磐田南小学校 | 南部地区 | — |
| 長野小学校 | 南部地区 | — |
南部地区に関係する主な大字・町名は次のとおりです。「〜の一部」とあるものは、町の一部のみが当地区に該当します。
南部地区は、天竜川下流の低地、遠州灘に近い砂丘地、今之浦川周辺の水田地帯、そして昭和の町村合併で磐田市へ編入された旧村の記憶が重なる地域です。磐田物語では、現在の南部中学校区・磐田南小学校区・長野小学校区の生活圏を手がかりに、豊島、北島、千手堂、万正寺、上大之郷、下大之郷、岡田、鮫島、小島、浜部、新島、長須賀、刑部島、於保村などの記事を一つのまとまりとして整理しています。
この地区を読むうえで最も重要なのは、「川がつくった土地」と「人が守り育てた土地」を分けて考えることです。天竜川は土砂を運び、砂州・自然堤防・後背湿地をつくりました。一方で、その土地を村に変えたのは、堤防、排水、用水、松林、寺社、学校、町村制という人間の営みです。地名だけで由来を断定せず、地形図、旧村名、町村沿革、寺社・伝承、近代地形図を照合して、確認できる事実と解釈を分けて記します。
| 根拠・資料 | 分かること | 本文での扱い |
|---|---|---|
| 国土地理院の地理院地図、旧版地形図、治水地形分類図 | 旧河道、自然堤防、砂州、低湿地、集落の立地、海岸砂丘の読み取り。 | 地形の説明に使う。ただし特定の洪水年や語源を地図だけで断定しない。 |
| 磐田市史、旧村誌、町村沿革資料 | 長野村、南御厨村、於保村などの成立、編入、分割合併の流れ。 | 行政上の変遷を整理する根拠にする。生活圏とは区別して扱う。 |
| 地名、寺社、小祠、地域伝承 | 信仰、開発、災害、集落境界の記憶。 | 伝承は「伝承」と明記し、史実と同一視しない。 |
| 天竜川下流域の治水関連資料 | 洪水、河道安定、堤防、近代改修が地域に与えた影響。 | 南部低地の生活条件を説明する補助資料として使う。 |
まず 天竜川がつくった村、流した村 で河道変遷と低地の読み方を押さえ、次に 豊島・北島、鮫島・小島、新島・長須賀、刑部島 で「島」地名と川・海の地形を読みます。その後、千手堂・万正寺、上大之郷・下大之郷、上岡田・下岡田、野箱・白拍子、浜部 で信仰・地名・生業を見て、最後に 長野村 と 於保村 で近代の町村沿革へ進むと、南部地区の全体像がつかみやすくなります。
この地区に関する古写真、古い地図、昔の屋号、商店、学校、祭り、建物、地名、言い伝えなどの情報を募集しています。
確実な史料だけでなく、「昔こう聞いた」「この場所にこんな建物があった」という記憶も、地域を記録する大切な手がかりです。確実な史料と地域の記憶は分けて整理し、次の世代へ手渡していきます。
南部をはじめ磐田市・袋井市で、相続した実家・空き家・土地建物のご相談を、地域で暮らし不動産に関わる立場から承っています。歴史を記録する活動の延長として、土地や家のこれからを一緒に考えます。
このページは、磐田物語における地区別入口ページです。旧町村沿革、学校区、大字、地域資料、佐口行正氏所蔵史料などをもとに、今後内容を整理・更新していきます。
古い地名や集落の成り立ちを調べていると、 家や土地には、登記簿だけでは分からない地域の記憶が残っていることがあります。
相続した家、空き家、使わなくなった土地について、 「売る・貸す・残す」の前に、一度整理して考えたい方は、 富士ヶ丘サービス株式会社までご相談ください。