失われる前に、磐田の記憶を記録し、次の世代へ手渡す
磐田物語 / 磐田市の寺院
磐田共通 | 寺院ハブ

磐田市の寺院 ──
遠江国分寺から寺子屋の寺まで

奈良時代の国分寺から、中世の伝承を抱く寺、江戸の寺子屋を担った寺、湊町の念仏講まで。磐田の寺院は、それぞれの時代の暮らしと結びついて記憶を残してきた。磐田物語の寺院関連記事を、ここから辿れるようにまとめた。

一、国分寺から寺子屋まで ── 磐田の寺院の千三百年

磐田の寺院を語る出発点は、奈良時代の遠江国分寺である。国の史跡に指定された寺院跡は現在は史跡公園として整備され(→ 遠江国分寺史跡公園)、磐田物語では金堂・講堂・塔などの伽藍を読むシリーズ年表で扱っている。池田の行興寺は熊野御前ゆかりの寺で、国天然記念物「熊野の長フジ」(→ 長フジを読み直す)で知られる。

江戸時代の寺院は、地域の教育と行政を担う場でもあった。見付の宣光寺・省光寺・金剛寺・大見寺などでは住職や尼僧が寺子屋の師匠を務め(→ 旧見付学校以前の寺子屋教育磐田市の学校史)、海老島の心月寺には延べ1,500人余りの門人の名を記した門人帳が伝わる。掛塚の百万遍念仏のように、寺と結びついた民俗信仰も残る。個々の寺院の由緒・見どころは、姉妹サイト ATAWI TEMPLE が磐田市内の寺院を収録している。

Q. 遠江国分寺とは?
A. 奈良時代に諸国へ置かれた国分寺の遠江国のもので、寺院跡は国の史跡。現在は史跡公園として整備されている。→ 伽藍を読む史跡公園
Q. 熊野の長フジはどこの寺?
A. 池田の行興寺。国の天然記念物で、4〜5月に見頃を迎える。→ 行興寺と熊野の長藤
Q. 磐田市内の寺院を一覧で調べたい
A. 姉妹サイト ATAWI TEMPLE が市内の寺院を地区別に収録している。

寺院を読む ── 記事一覧

遠江国分寺の伽藍を読む(シリーズ)中泉 遠江国分寺史跡公園中泉 遠江国分寺の年表中泉 行興寺と熊野(ゆや)の長藤豊田 熊野の長フジ ── 伝承と文化的景観豊田 旧見付学校以前の寺子屋教育 ── 宣光寺・省光寺見付 掛塚の百万遍念仏 ── 数珠繰りの信仰竜洋 古墳が神社になった土地(寺社と土地の記憶)総論 磐田市の学校史(寺子屋の章)ハブ 磐田市の神社(あわせて読む)ハブ

創建年代・由緒には伝承を含むものがある。各記事で史実・通説・伝承を書き分けている。

← トップへ戻る 全記事一覧へ →

この地域の家・土地・空き家について

古い地名や集落の成り立ちを調べていると、 家や土地には、登記簿だけでは分からない地域の記憶が残っていることがあります。

相続した家、空き家、使わなくなった土地について、 「売る・貸す・残す」の前に、一度整理して考えたい方は、 富士ヶ丘サービス株式会社までご相談ください。

この記事について

著者
大石浩之(富士ヶ丘サービス株式会社 代表取締役/磐田物語 運営者)
参考資料
佐口行正氏所蔵資料、磐田市・静岡県等の公開資料、現地確認、郷土史関連資料を参考にしています。記事ごとに主要な参考資料がある場合は、個別に追記してください。
作成方針
本記事は、資料をもとに、史実・地名・地理・時代背景を確認しながら、読みやすい地域史コンテンツとして再構成しています。誤りや補足情報がある場合は、運営者までお知らせください。