御厨地区 古代・国府と荘園
鎌田神明宮(島名神社の論社)
伊勢の御厨、鎌の降った地
鎌田神明宮大祭は、伊勢神宮に供御を納めた「鎌田御厨」の総鎮守を中心に、十月ひと月をかけて周縁の摂社から本宮へ祭祀が収斂していく祭りである。豊受大神を祀り、白鳳期の創建を伝える鎌田神明宮に、御厨六地区の屋台が集い、幼児の健やかな成長を願う虫封じの信仰も重なる。
第1〜3週の土日に、御厨十七郷十九社の摂社の例祭が順次斎行される。宮司が各村に出向き、土地の神を活性化させる巡礼的なプロセスである。十七郷十九社を詳しく読む
18時ごろ本宮で浦安の舞が奉納される。御厨六地区の屋台が参道を通って境内に集まり、19時半ごろ各地元へ戻って夜の曳き廻しへ移る。屋台と囃子を詳しく読む
13時ごろ大祭式と浦安の舞が行われ、14時過ぎに六地区の屋台が再び集結する。神前で余興を奉納し、15時50分ごろ餅投げ、16時ごろ全屋台が解散する。浦安の舞を詳しく読む
20年・60年の節目には、旧南御厨村などからも屋台が加わり、広域の共同体が境内に可視化される。歴史的な「十七郷十九社」は、祭礼の場で最もはっきり姿を現す。
鎌田神明宮は、幼児の夜泣きや癇癪を鎮める虫封じの神事でも知られる。祈祷の後に授けられる人型へ穢れを移し、川へ流す作法が伝わる。満願の御礼には鎌を奉納する習わしがあり、農耕神の道具である鎌が、病魔を切り離す刃物としても読まれてきた。
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