磐田物語 · 地名と実家の手がかり
古い住所と現在の町名を照合する
公開:2026年11月3日
古い書類に「磐田郡竜洋町」「磐田郡豊田町」などとあっても、市町村名を置き換えるだけで確認できるとは限りません。合併に伴って大字名が変わった地域や、その後に町名・地番が変わった区域があります。

2005年4月1日の合併で変わった地名の例
| 合併前 | 合併後 |
|---|---|
| 竜洋町 中島 | 磐田市 竜洋中島 |
| 竜洋町 稗原 | 磐田市 竜洋稗原 |
| 豊田町 西之島 | 磐田市 豊田西之島 |
| 福田町 小島 | 磐田市 東小島 |
| 福田町 中島 | 磐田市 福田中島 |
| 福田町 中野 | 磐田市 豊浜中野 |
「西之島」と「豊田西之島」、「稗原」と「竜洋稗原」は区別します。旧町名を省くと別の地域に結び付けてしまうことがあります。
合併後の町名変更にも注意
市は、中泉・二之宮の一部について2014年6月28日、三ケ野・明ケ島の一部について2006年11月11日の町名・地番変更を案内しています。中泉などの地名だけを見て、区域全体を一律に変換することはできません。
古い住所を確認する手順
- 原文の市町村名、大字、小字、地番と書類の日付をそのまま控える。
- 市の住所表示・町名変更の案内で、対象地域と変更時期を確認する。
- 現在の課税明細書・登記書類で、対象の土地と地番を照合する。
この企画は、古い住所から個別の土地を自動特定するサービスではありません。対応が分からない場合は、原文を残して市の担当窓口や書類の発行元へ確認してください。
「昔の呼び名」と住所変更を分ける
家族が呼んでいた地区名、自治会の名前、郷土資料に書かれた村名が、そのまま書類上の住所に使われているとは限りません。まず、調べたい名前がどの資料に出てきたかを確かめます。口頭で聞いた名前なら、その旨を記録し、公的な住所表示資料で確認した名前と分けておくと、後の照合で混乱しにくくなります。
同じ名前が現在の地図で見つかったとしても、その一点だけで、古い書類が現在のその土地を示しているとは判断できません。旧市町村名、大字名、小字名、地番がどこまで一致するかを順に比較します。表記が変わっている部分と、まだ対応が分からない部分を分けてメモしてください。
照合結果を残す書き方
確認メモは「古い書類の記載」「見比べた市の案内」「現在の書類の記載」の三つに分けると整理できます。市のページで名称変更が確認できても、それは個別の地番の対応まで確認できたことと同じではありません。町名の変更を確認できた段階と、対象物件の所在・地番を現在の書類で確認できた段階を区別して記します。
例えば旧豊田町の「西之島」を調べる場合は、旧町名を含めた記載を残して「豊田西之島」と照合します。一方、旧磐田市の「西之島」を同じ理由で書き換えることはしません。このように、名称が似ているほど、元の自治体名や資料の年代を省略しないことが確認の助けになります。

実家・相続・空き家の相談
地名を確認した、その先のこと
「親の家をどうするか」「相続した土地を整理したい」。町名と地番を手元の書類で確かめたら、実家カルテの申込みに進めます。売る・貸す・持ち続けるなど、今後の選択肢を考える入口です。
選んだ町名と「磐田市」を申込先に入力します。申込先で修正できます。番地・地番・氏名・連絡先は、このページでは入力しません。
番地・地番まで必要です。不明な方は、先に課税明細書・登記書類で確認してください。古い小字名だけでは土地を特定できません。
磐田物語からの事業案内です。相談・受付は富士ヶ丘サービス株式会社(ATAWI 不動産)が行います。サービス内容・受付条件は申込先で確認できます。
出典・確認日
公的資料の確認日:2026年11月3日。史料に記された地名と、現在の物件所在地は分けて確認します。