確かなこと
- 若宮八幡宮は静岡県磐田市森下699に鎮座する。
- 祭神は大雀命、誉田別命、息長足姫命の三柱である。
- 明治6年(1873年)3月、近隣の村々の神社を統合して郷社に列格した。
- 旧豊田郡中嶋村から、東海道沿いの森下、旧森下神明神社境内へ遷座した。
- 現社殿は昭和49年(1974年)改築である。
- 旧井通村は明治22年(1889年)、17か村が合併して成立した。
中嶋村の気神から郷社へ
若宮八幡宮の前身は、豊田郡中嶋村に鎮座した有力な気神として語られる。明治初年、浜松県下で進められた神社整理の中で、周辺の社が統合され、郷社として位置づけられた。
森下の現在地は東海道沿いに近く、周辺の村から集まりやすい場所であった。郷社化は単なる社名の変更ではなく、複数の集落が一つの社を共有するための近代的な再編であった。
祭神三柱
大雀命は仁徳天皇、誉田別命は応神天皇、息長足姫命は神功皇后にあたる。若宮八幡の名は、応神天皇の御子神を祀る信仰と関わる。
旧井通村という母体
明治22年に17か村が合併して井通村が成立した。この「17」というまとまりは、今日の豊田南17地区、17台の屋台という祭礼の単位にも重なる。
資料の揺れ
統合された社や村の数は、資料により「28社」「28か村」「29か村」と揺れがある。本ページでは断定を避け、「およそ二十数社」「資料により二十八から二十九」と表記する。
郷社列格についても、明治6年と明治7年が前後して語られる。本文では、明治6年に郷社へ列格し、前後して近隣の社が合祀された、と幅を持たせる。
主な参考資料
一次・準一次資料
- 静岡県神社庁「若宮八幡宮」
- 磐田市立図書館 郷土資料
- 磐田市観光協会 祭典紹介
未確認・今後の確認先
- 豊田町誌・通史編
- 井通地区関連の郷土資料
- 神社・自治会に残る合祀関係資料
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